妊活金欠備忘録

3年半の妊活奮闘記、そして目指せ夢の一軒家

42週0日 出産

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陣痛促進剤投与開始から4日目の昼。

 

ベテラン助産師さんに指導されてお産が一気に進みます。

 

指導その1

バーを握るな。押せ!

 

痛みが来たら分娩台のバーを握りしめて力を入れるのではなく、バーを手で押してとにかく長く息を吐け

 

指導その2

猫のように丸まれ!

 

陣痛が来た時に体を反らずにとにかく猫背を心がけて身体をアルファベットのCのように丸めながら息を吐く

 

指導その3

お尻の穴に向かって息を吐け!

 

これが一番わかりにくいですが…

ココ!ココに向かって息を全部吐くように!

とおそらく肛門を押さえられ、

ご主人ココ!押さえててあげて‼︎

と主人に私の肛門をバトンタッチ。

 

表現としては非常にわかりにくいですが、

要は意識の問題なので、お尻に手を当てててもらうと、なんとなく呼吸の仕方がわかりやすくはなりました。

 

足の間に大きなビーズクッションを挟んで体を丸めながらひたすら息を吐き、

時折胃から上がってくるカレーと戦い、

スパルタなんだけどたまに

上手上手〜‼︎

と褒めてくれる助産師さんの言葉に励まされながら昼過ぎまで格闘。

 

ここで助産師さんが

「私の勤務今日17時までで、そこ過ぎるとまた担当変わっちゃうけど…

私の勤務中に産むね⁉︎」

 

と聞いてきたので

「産む、うむ‼︎」

とわたくし久々の発声。

 

ここでようやく外来を終えたお医者様登場。

内診してもらうと…

 

「うん。いけるね!」

と言って助産師さんと何やら専門的な会話。

どうやらポジティブな雰囲気です!

 

するとお医者様が

「このまま自然な陣痛で産まれるまでがんばるのもありだし、最後の1種類残してた促進剤を点滴投与してこの陣痛の後押ししてあげて一気に産んでしまうのもいいと思うんだけど…

もう産みたいよね?」

 

と言うので、

もう即答で、

「産む!もう産みたいー!」

と、答えて

結局3種類目、オキシトシンの点滴を入れて促進剤フルコースに。

 

14時半ごろから点滴を開始しておよそ2時間半後…

 

 

そこまで4日間促進剤と陣痛相手に終わりの見えない戦いを続けてきたせいで、

 

いきんでいいよ!

 

と、言われた時には痛みなど全然感じず。

 

むしろ待ってました!

と、解放された気分であっという間の分娩でした…

 

 

 

長かった…

 

産まれてきた我が子の声を聞くと、

やはり自然と涙が溢れてきました…。

 

 

お産は痛いよ〜と、聞かされ散々ビビっていましたが、

もうほとんど覚えていません。

痛かったかな❓

 

それよりもとにかくベビーが出てきてくれない中

ただひたすら苦しみ続けるほうがよっぽど辛かった…

精神的にも肉体的にも間違いなく人生一の苦しみ。。

 

分娩そのものはいきめば出てきてくれるし、

42.195キロ走って最後競技場に入ってきた後みたいなかんじで、

あー終わるー!!

 

という達成感で痛みはあまり感じなかった…(感じる余裕もなかったのか…)

 

 

初めての立会いを経験した旦那は、

運悪く?バケツに入った血まみれの胎盤を見てしまったらしく

ちょっとフラっときていた様子。

 

もう立会いはいいや…

 

とこぼしていました。

 

が、もしまた出産する機会があれば、

絶対に立ち会わせます。

 

あんな長く苦しい戦いを病室に一人でなんて…

精神がもちません。

 

 

42週0日。

ちょうど2週間遅れでようやく無事出産しました