妊活金欠備忘録

3年半の妊活奮闘記、そして目指せ夢の一軒家

新生児って寝ないのね

壮絶な出産を無事に終えた翌朝、

母子同室がスタートしました。

 

 

母子同室、母乳育児推進がポリシーの産婦人科

まだ出産の興奮も冷めやらぬうちから育児訓練がはじまりました。

 

ベビーが部屋に運ばれてきてしばらくはその顔をじろじろ見ながらあらためて喜びを噛み締めた私。

 

昨日LDRで数時間一緒に過ごしてからは離れ離れだったので

ここでようやく出産した実感がわいてきました…

 

 

そこからは怒涛のお見舞いラッシュ。

間にベビーは小児科検診に行ったり、私は久々のシャワーを浴びに行ったりしていたので

面会時間終了まで、ほんとに代わる代わる人が来てた感じでした。

 

 

失敗した…

 

 

 

ただでさえ前日に人生で一番ハードな仕事を終えたばかりだったのに…

 

夜に本当の戦いがあるともしらず、

昼寝をしなかったのは大失敗でした。

 

 

この日21時ごろまで、授乳とおむつ替え以外はほぼ爆睡していた我が子。

 

ここから朝8時まで

 

ぜんーっっぜん寝てくれなかった…

 

 

今まで先に出産した友達に軽々しく

 

夜寝てくれるのー?

 

とか、わかったような顔して質問してたけど

 

ナメてました。

 

 

新生児の背中にはスイッチが付いていて、

抱っこして授乳してベットに下ろすと2分ぐらいでまたぐずる…

 

 

抱っこも下手くそで、まだおっぱいも十分に出ない産後2日目の初産婦では、

赤ちゃんを満足させることも

泣き止ませることも

それはそれはハードルの高いことで…

 

 

今思うとお腹が全然いっぱいになってなかったんだと思います。

 

 

あまりのギャー泣きを聞きつけて、

前日我が子をとりあげてくれたあの救世主の助産師さんがまたもやここで降臨。

 

 

ほんと神に見えました…

 

さくっと抱っこして2秒で泣きやませて、

 

 

あとで連れておいでー。

3時間ぐらい預かってあげるからちょっと寝てください。

昨日あんな大変な出産したんやからお疲れでしょう。

 

 

そう言って去っていきました…

 

 

 

退院してからはもうあの人はいない…

 

産後すぐで夜ベビーと同室なんて厳しすぎるだろう!!

 

とも思いましたが、退院してから自分の手で我が子を育てていくことを思えば、

救世主という保険があるうちに新生児育児に少しでも慣れなくてはならないのだと、

 

歯を食いしばって、

 

子どもを育てるという責任を負ったのだと自分に言い聞かせました。

 

 

 

 

まだ子育て1日目でしたが、

子どもを育てるというのは思い通りにいかないことばかりで、

 

毎日のように流れる悲しいニュースの原因は、

周りに助けを求められる人が全くいない中で

 

たった一人で子育てしてるお母さんが起こしてしまったものもあるんじゃないかと

ふと思ったのでした…

 

42週0日 出産

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陣痛促進剤投与開始から4日目の昼。

 

ベテラン助産師さんに指導されてお産が一気に進みます。

 

指導その1

バーを握るな。押せ!

 

痛みが来たら分娩台のバーを握りしめて力を入れるのではなく、バーを手で押してとにかく長く息を吐け

 

指導その2

猫のように丸まれ!

 

陣痛が来た時に体を反らずにとにかく猫背を心がけて身体をアルファベットのCのように丸めながら息を吐く

 

指導その3

お尻の穴に向かって息を吐け!

 

これが一番わかりにくいですが…

ココ!ココに向かって息を全部吐くように!

とおそらく肛門を押さえられ、

ご主人ココ!押さえててあげて‼︎

と主人に私の肛門をバトンタッチ。

 

表現としては非常にわかりにくいですが、

要は意識の問題なので、お尻に手を当てててもらうと、なんとなく呼吸の仕方がわかりやすくはなりました。

 

足の間に大きなビーズクッションを挟んで体を丸めながらひたすら息を吐き、

時折胃から上がってくるカレーと戦い、

スパルタなんだけどたまに

上手上手〜‼︎

と褒めてくれる助産師さんの言葉に励まされながら昼過ぎまで格闘。

 

ここで助産師さんが

「私の勤務今日17時までで、そこ過ぎるとまた担当変わっちゃうけど…

私の勤務中に産むね⁉︎」

 

と聞いてきたので

「産む、うむ‼︎」

とわたくし久々の発声。

 

ここでようやく外来を終えたお医者様登場。

内診してもらうと…

 

「うん。いけるね!」

と言って助産師さんと何やら専門的な会話。

どうやらポジティブな雰囲気です!

 

するとお医者様が

「このまま自然な陣痛で産まれるまでがんばるのもありだし、最後の1種類残してた促進剤を点滴投与してこの陣痛の後押ししてあげて一気に産んでしまうのもいいと思うんだけど…

もう産みたいよね?」

 

と言うので、

もう即答で、

「産む!もう産みたいー!」

と、答えて

結局3種類目、オキシトシンの点滴を入れて促進剤フルコースに。

 

14時半ごろから点滴を開始しておよそ2時間半後…

 

 

そこまで4日間促進剤と陣痛相手に終わりの見えない戦いを続けてきたせいで、

 

いきんでいいよ!

 

と、言われた時には痛みなど全然感じず。

 

むしろ待ってました!

と、解放された気分であっという間の分娩でした…

 

 

 

長かった…

 

産まれてきた我が子の声を聞くと、

やはり自然と涙が溢れてきました…。

 

 

お産は痛いよ〜と、聞かされ散々ビビっていましたが、

もうほとんど覚えていません。

痛かったかな❓

 

それよりもとにかくベビーが出てきてくれない中

ただひたすら苦しみ続けるほうがよっぽど辛かった…

精神的にも肉体的にも間違いなく人生一の苦しみ。。

 

分娩そのものはいきめば出てきてくれるし、

42.195キロ走って最後競技場に入ってきた後みたいなかんじで、

あー終わるー!!

 

という達成感で痛みはあまり感じなかった…(感じる余裕もなかったのか…)

 

 

初めての立会いを経験した旦那は、

運悪く?バケツに入った血まみれの胎盤を見てしまったらしく

ちょっとフラっときていた様子。

 

もう立会いはいいや…

 

とこぼしていました。

 

が、もしまた出産する機会があれば、

絶対に立ち会わせます。

 

あんな長く苦しい戦いを病室に一人でなんて…

精神がもちません。

 

 

42週0日。

ちょうど2週間遅れでようやく無事出産しました

 

陣痛促進剤4日目

つづきを書こう書こうと思いながら1週間がたってしまいました…。

 

 

というわけでようやく前回の続きです。

 

 

退院を命じられた促進剤開始から3日目の夜、

22時にふたたび入院。LDRに入りました。

 

ところが看護師さんが内診すると…

 

「う…ん、所見では朝退院した時と変わってないかな〜という感じ」

 

なんですと⁉️

 

しかも

 

「もし今にも産まれそうな方とか、お産が早く進む経産婦さんとかが来られたら、

大部屋のほうに移っていただくこともあります…」

 

とまで言われてしまった…。

 

 

こんなに痛いのに⁉︎

 

私またあの促進剤で苦しんだ大部屋で

夜中だからうるさくしちゃいけないなんて気を遣いながらこの痛みに耐えなくちゃいけないの⁉︎

 

頼む〜誰も来るな〜

 

そんなことを考えながらまだ弱いと言われた陣痛に苦しみ、

朝を迎えました。

 

とうとう4日目です。

朝になっても子宮口はまだ5センチ。

でも十分痛いので朝ごはんも何も食べれず。

何か食べなくては…と思い、

主人に果物の果汁だけもらおうと思ってオレンジを咥えさせてもらい、

果汁を吸うと

 

 

死ぬほどむせた💀

ナイスタイミングで陣痛もきて、

ほんとに死ぬかと思った…

 

あとから聞くと出産の時の栄養補給に、酸はご法度だそう。

じゃあメニューからのぞいておくれよ…

 

 

このタイミングで朝の検温。

すると37.8度…

 

熱あるじゃん…

昨日の夜カレーを食べてた時に熱いと思ってたのはどうやら熱があったらしい…

 

さらにこのカレーが悪さをします。

 

定期的にくる陣痛で苦しんだあと、

必ず吐きそうになるようになってきて、

最初はゲップ程度だったのですが、後半この昨夜のカレーが顔をのぞかせるようになってきました…

 

 

やめときゃよかった…

 

カレーなんて刺激物入れるんじゃなかった…

 

 

夜勤の助産師さんのシフトが終わり、

日勤の助産師さんに交代。

 

 

ここで入ってきたのが、

後期母親教室を担当していた助産師さん。

その時から感じてはいましたが、

いかにもベテランってかんじで、

もう今までに何百人、へたしたら何千人をこの世に迎え入れてきた貫禄たっぷりの方に担当が変わりました。

 

 

 

この人が救世主だった。

 

助産師さんが

「一晩中分娩台のバー握りしめてたんじゃない?」

と、話せなくなっている私の代わりに旦那に聞いていたので

 

心の中でそうですそうなんですと答えていた私。

 

「だから全然ダメ。子宮口がむくんじゃって全然進んでないわ」

 

と一晩中の私の戦いを全否定されてしまいました。

 

夜勤の助産師さんなんにも言ってくれなかったんだもん…

息吐いてー、としか言われてなかったんだもん…

 

 

陣痛促進剤投与しはじめてから4日目の10時ごろ。

ベテラン助産師さんと共にいちから呼吸法のやり直しです…

破水 陣痛

前回記事のつづき…

 

 

 

 

私の2日間の入院の間に世の中一変。

 

知らぬ間に梅雨が明けたのか、恐ろしい暑さ…

 

散歩に出たことを後悔しつつも陣痛を起こす一番の方法であることは間違いないので、

汗だくになりながら近所の公園まで散歩。

 

そこで、気づいたのがやはりうまく歩けなくはなっている事でした。

一応子宮口は4センチ開いてるわけですし、よたよたしか前に進めない。

 

 

汗だくになりながら散歩して帰って待望のシャワーを浴びてから、2日間イマイチ眠れていなかったのでお昼寝。

 

 

その後夕方から心配してくれていた姉に会いに行って、

噂では陣痛を起こすのに効くというカレーを食べて帰りました。

このあと後悔するのですが…

 

 

久しぶりに炎天下に出歩いたからか、

このカレーを食べていた時身体の表面が熱くて熱くて…

日焼け止めは塗っていたけどほてってるのかなーと思ったのですが、

主人には最近ずっとそんぐらい熱いよ

と妊婦だからだと切り捨てられました。

 

 

ところが、カレーを食べ終わった後にどうも

ショーツに違和感が…

 

 

このところ内診などの影響で出血があったので生理用ショーツだったのですが、

その中でなんかこうぽたぽたと滴れるかんじ…

 

 

トイレに行ってみると、ショーツの中は生理終盤のような多めの茶オリ。

ところが拭いても拭いても織物がでる。

水のようにぽたぽたとしたたるわけではないのですが、

完全にサラサラの水ではなく、

粘度の低い織物のような液体がずーっと垂れてきます。

 

 

破水は水だと聞いてたけど…

なんか怪しい。

とりあえずあまり動き回るのはやめようと帰宅。

 

その前にもう一人心配で病院に駆け込んできかねなかった母にぴんぴんていることを見せにだけいこうと車に乗っている最中に、

 

痛い…

 

お腹とか腰とかおしりとかどことも言えないんですが、

何もできない…

 

 

車を降りてみると、痛い間は足が前にすすまない…

 

 

 

元気な顔を見せて母を落ち着かせようと会いにきたのに、

これはヤバいのでは…

 

 

治ったタイミングで元気なのをアピールして、

痛いのがきそうになったら廊下に出て、

主人にこれはヤバい感じがすると伝えて母を心配させないようすぐ帰ることに…

 

再び車に乗り込み急いで陣痛カウントアプリを落として測ってみるとおよそ10分間隔で痛くなっている。

 

 

自宅に着く頃には5分間隔で、

痛くないときは普通に歩けるし喋れるのですが、痛いととにかく足が一歩も前に進まない…

 

 

これが陣痛に違いない…

 

陣痛が予定日を過ぎてもなかなか来ないので検索しまくってたのですが、

 

 

来ればわかります‼️

 

他の痛みとは全く違いますし、

ちゃんと測ればほぼ規則的なタイミングで痛みがきています。

 

 

促進剤の効果もある程度あった上でだとは思いますが、

(お金もかかったしそうだと思いたい)

気分転換とウォーキングが効いたのかここへきて待望の陣痛が自然に!!

 

 

 

というわけで、促進剤開始から3日目。

退院したものの病院に電話してとんぼ返りすることになりました…

41週6日 退院

誘発分娩のために入院して3日目の朝。

今日で正期産は終わり。

 

診察をうけると衝撃の宣告。

 

「結論からいうと、今日はお休みしよっか。

お家帰ってゆっくりお風呂にでも入っておいで」

 

え、退院⁉️

 

予想外の展開にはてなが飛び交います。

 

 

この日の時点で子宮口はまだ4センチ。

2日間の促進剤使用で子宮の筋肉も疲れていること、

残された促進剤はあと1種類。オキシトシンのみで、このラストチャンスまえに一回子宮を休めてあげたいとのことで退院することになりました。

 

さらに、翌日帰って来て促進剤点滴してそれでも効かなければ、

そのまた翌日には42週1日で帝王切開というところまで決まりました。

 

 

帝王切開だなんて…

 

まだ羊水もきれいだし、母体もお腹の赤ちゃんも元気なのですが、

やはり人体の不思議で42週をすぎるとどこかでガクっと胎盤の機能が落ちてしまう日が必ず来るので、

正期産をすぎたら早めに決断してあげるのが赤ちゃんの為だと言われたら仕方ない。

 

 

でも2日も入院して豪華なごはんたべちゃったし促進剤もつかっちゃったし、

あと1日促進剤で苦しむだけ苦しんで、

食べれない豪華なごはんを横目でスルーして、

入院費だけかさんだ挙句に帝王切開なんかしたら、お腹の子が2週間かけて稼いだ健保から支給される出産手当金が消えてしまう😭

 

 

そんなこと言ってる場合じゃないのですが、

できるだけ避けたい帝王切開。

1人目を帝王切開で産めば、子宮破裂など母体へのリスクを考えて、

2人目も必然的に帝王切開での分娩になってしまうからです。

 

 

まぁ家に帰ってゆっくりお風呂に入れるのは嬉しいし、

いい気分転換になるか〜と帰って主人に付き合ってもらってお散歩にでました。

 

 

 

 

誘発分娩③ 2日目 促進剤点滴&バルーン

お昼ごはん以降、1時間に1錠ずつ増やしていきましたが子宮口はひらかず…

 

5錠目服用後と22時ごろ寝る前にグリグリもやってもらいましたが、出血するだけで陣痛には結びつきませんでした。

 

結局1日目は終了。

 

錠剤6錠目を飲むころにはさすがにスマホをいじるのもしんどくなってきていましたが、

6錠目飲んだあとは痛い時と痛くない時がすごいはっきりしてきてむしろ動けちゃう感じがしたのでそのあたりであきらめはじめてはいましたが…

 

 

 

入院2日目。

今日はバルーンとプロスタグランジンの点滴で挑戦します。

 

私の母も初産の時に予定日20日遅れでバルーンを入れたら速攻で陣痛が来たと聞いていたので期待大。

 

 

先生にその話をすると、

「20日遅れ!30年以上まえのバルーン…時代を感じるな…」

と言われました。

 

 

 

朝10時点滴スタート。

やはり点滴は効果が強い!

 

1日目のようにブログ書いたりご飯を食べる余裕が全くなく…

促進剤がよく効いていたお昼ごはんは一口も食べれなかった…

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なんなんだこのおしゃれカフェごはん…

悲しいことにガスパチョ一口とパンケーキ横の生クリームひと舐めしただけでギブアップしてしまった…

 

 

点滴も時間ごとに少しずつ薬の量が増えていくので、

どんどんどんどんお腹の張りとお尻、腰の痛みが強くなっていきます。

 

主人がベットサイドについててくれて、10分おきに痛みがくると腰をさすってくれたりしていましたが、

15時ごろ寝てやがったな…

 

 

ところがこの日も19時ごろになって嫌な予感。

 

これ…私今日もLDRに移ることなく終わるのではないか…

 

 

というのも、挿入したバルーンは4.5cm

子宮口がこれ以上ひらけば勝手にポロんと出てくるそうなので、バルーンが出てこないようでは話が前に進まない。

 

こんなにしんどいのに⁉︎

全然出てくる気配のないバルーン。

トイレでちょっと引っ張ってみちゃったりもしましたが音沙汰なし。

 

 

バルーンも促進剤点滴も効かない私の子宮口。

 

お腹の子と同じく頑固者です…

 

 

というわけで2日目もこのまま終了。

お腹だけは規則的に張りつづけてはいるのですが、

なんかこう陣痛って感じじゃなく…

 

初産なので体験はありませんが、

周りに聞いていた話だと、突然これは違う…という痛みに定期的に襲われ始めるそうなのでこれは本番の陣痛ではなく、

ただの促進剤によるお腹の張りなだけなんだと思われます…

41週4日 誘発分娩② お昼ご飯到着

陣痛がおさまってしまったタイミングで、

お昼ご飯が到着しました。

 

お産は体力勝負!

このチャンスにかきこみます!

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なんと豪華なお昼ご飯(T-T)

 

ここでプロスタグランジン3錠目を服用したので、薬が効く前になんとしてでも完食しなくては!

 

私の選んだ病院はごはんがおいしいと評判だったので、

ずっと楽しみにしてたのです!

 

(友達の産んだ総合病院の産婦人科は、おじいちゃんが心筋梗塞で入院した時の食事にそっくりでした…😱)

 

なんと鯛は昆布に乗せて蒸してある!

唐揚げは南蛮漬けにしてある!

お汁にはじゅんさいが入ってるじゃないですか!!

 

残すなんてあり得ない‼️

 

 

ほんとはもっとゆっくり食べたかったけど、とにかくこの張りがおさまってるうちにー!

と根性で完食しました(=´∀`)

 

 

 

ご飯を食べ終わって2分後、ふたたび陣痛スタート。

 

まだまだ鼻スイカではありませんが、便意に似たような股間がぐーっとにぶく痛むかんじに変わってきました。

 

誘発スタートから3時間経過です。